スズキがタイで新型 スイフトの生産・販売を開始

スズキのタイでの生産・販売子会社スズキ・モーター・タイランド社は、タイ政府が推進しているエコカープロジェクトに適合する小型車、新型『スイフト』を3月21日に発表し、翌22日から販売を開始する。

 

エコカープロジェクトはタイ政府による、環境に配慮した小型乗用車の生産拡大を図るためのプロジェクトで、スズキは2007年12月にエコカー生産の認可を取得した。2009年11月に工場の建設に着工し、今月より新工場で新型スイフトの生産を開始した。

 

新型スイフトは日本、ハンガリー、インドでも生産されており、タイでの生産分をタイ国内で販売するほか、近隣アセアン諸国に輸出する予定。

 

21日、タイの首都バンコクで行われた新型スイフト発表会には、スズキの鈴木俊宏副社長が出席し、「タイはもちろん、タイから世界のユーザーに価値ある製品を届け、製品を通じて車と共に過ごす豊かな生活をサポートできるよう、これからもタイの人々と共に歩んでいきたい」と述べた。

 

プジョーが508シリーズのラインアップを拡充

　仏プジョーは、508シリーズのラインアップに、クロスオーバーモデル“508 RXH”と、セダンのハイブリッドモデル“508サルーン HYbrid4”を追加し、欧州で今春より順次発売する。

 

　プジョー508シリーズは、407シリーズの後継にあたるミドルクラスモデル。2010年に発表され、日本では2011年7月に発売されている。国内ラインアップはセダン/ワゴン（SW）で、どちらも1.6リッターターボ（156ps）を搭載する。

 

　この春から夏頃より欧州で発売されるのは、SWをベースとするクロスオーバーモデルの508 RXHと、セダンのハイブリッドシステム搭載車。508 RXHは、最低地上高のアップ、18インチ専用アルミホイール、専用バンパー、樹脂製フェンダーアーチなどの専用アイテムにより、SUV風の外観に仕上げられている。

 

　パワートレインは、508 RXH、508サルーン HYbrid4ともに、2リッターディーゼルエンジンと37bhpのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は200bhpを発生する。

 

　これら2モデルは欧州で順次発売される予定で、たとえばイギリスでは508 RXHが5月から、508サルーン HYbrid4は7月に発売予定となっている。

 

独VWがビートルに新エンジンを用意

　独フォルクスワーゲンは、新型ビートルのラインアップに、新エンジン搭載車を追加すると発表した。

 

　新たに投入されるのは、最高出力105psを発生する1.6リッターTDI（ディーゼル）と、160psのTSI（ガソリン）搭載モデル。1.6リッターTDIは、4.5L/100km（22.2km/L）の低燃費を誇り、1回の給油で1222km移動できる足の長さが自慢だ。なお、160psのガソリンモデルは、現時点では排気量は明かされていない。

 

　ビートルはこの夏にも日本に導入される予定で、日本仕様は1.2TSI（105ps）が予定されている。こちらも、JC08モードで燃費が17.2km/L、CO2排出量は135g/kmと優れた環境性能を誇る。

 

75年ぶりに英国伝統の自動車ブランドが復活

　英国でユニークな自動車ブランドが復活した。その名は"アタランタ"。1936年にイギリスで誕生したアタランタ・モーターズは、小規模メーカーでありながら、独立式コイルスプリングや調整可能な前後ダンピングシステム、油圧ブレーキなど、現代の自動車にも採用されている数々の技術を75年も前に採り入れていたという。

 

　そのブランドが英国の自動車愛好家の手により復活した。新生アタランタは、75年前のクラシカルなスタイリングと、近代の自動車技術を組み合わせることで、当時の面影はそのままに、現代の自動車に求められる性能と安全性が確保されるという。

 

　ただし細くて大きなタイヤは当時の自動車そのもの。これによりオリジナルに近いドライブフィールが再現されるという。

 

　アタランタは手作業でくみ上げられる少量生産モデルゆえ、顧客のリクエストに応じた製作も可能とのことだ。

 

BMWからZ4に上質感を高めた特別仕様車が登場

ビー・エム・ダブリューは、オープン2シータースポーツ"BMW Z4"に特別仕様車、"Z4 Design Pure Balance Edition（デザインピュアバランス エディション）"を設定し、3月16日に発売する。

 

　Z4デザイン・ピュア・バランス・エディションは、2リッター直列4気筒ターボ＋8AT搭載のZ4 sDrive20i（右ハンドル仕様）をベースに、内外装装備を充実させ、エレガントな雰囲気を高めたモデルだ。

 

　外観は、光沢感のあるミネラルホワイトのボディカラーやキドニーグリルバー（マットアルミニウム仕上げ）、18インチ･マルチスポーク・スタイリング293アロイホイール、エアインテークフレーム（マットアルミニウム仕上げ）などに上質感が演出されている。

 

　内装は、ヘッドレストを含むシート、ダッシュボード上部、ドアトリム上部に、サテンのように滑らかな手触りで通気性にも優れたコイーバブラウンのメリノレザーを採用。また、助手席側インスツルメントパネル・インサート、ドアトリムインサート、センターアームレストにはブラックのナッパレザーを使用することで、上質な雰囲気をさらに高めた。

 

　このほかスポーツシート、電動シート（運転席&助手席、運転席メモリー機能付き）、シートヒーティング（運転席&助手席）、サーボトロニック（車速感応式パワーステアリング）、オートマチックエアコンディショナー（AUC〔オートマチック・リサーキュレーティング・エア・コントロール〕、マイクロフィルター〔花粉除去機能付き〕、REST機能〔余熱暖房〕などにより、快適性の向上が図られている。

 

　Z4デザインピュアバランス エディションは、全国92台限定で販売される。価格はベース車の70万円高、569万円。

 

マセラティがグランカブリオスポーツを発売

　グランカブリオ スポーツは、2011年3月のジュネーブショーで公開されたモデル。エンジン（4.7リッターV8）の最高出力がグランカブリオより10ps高い450psに設定されるとともに、燃費の改善が図られ、複合モード燃費は6.9km/Lに向上している。

 

　またトランスミッションにも改良も施されている。搭載される6速オートマチックは、新たに“MCオートシフトモード”が追加され、より素早い変速を実現。これは“クワトロポルテ スポーツGT S”のATをベースにさらなる改良を施した結果、実現したものだという。

 

　性能の公表値は、0-100km/hが5.2秒、最高速度は285km/h。

 

　サスペンションも、スカイフック・アクティブサスペンションのソフトウェアに改良が施されたほか、ダンパーのアップグレードやスプリングおよびスタビライザーの強化が施されている。

 

　またグランカブリオ スポーツには、エンジン回転数やドライイングモードの選択により、マフラー内部のバイパスバルブを開き、豊かなエンジンサウンドを実現する“ニューマティックエグゾースト テールパイプ”が採用される。これはノーマルモードでは静かなドライビングが満喫でき、マニュアルおよびスポーツモード、またはオートモードでエンジン回転数が2500rmを超えるとスポーティな音色に変化し、独特のサウンド体験が味わえるというものだ。

 

　新型グランカブリオ スポーツの価格は1880万円。デリバリー開始は3月末の予定。

 

メルセデスSLがフルモデルチェンジ

　メルセデス・ベンツ日本は18日、プレミアムオープン2シーター“SL”を11年ぶりにフルモデルチェンジし、発売した。

 

　1952年に誕生したガルウイングモデル300 SLの血統を受け継ぐSL。6世代にあたる新型では、新開発フルアルミニウムボディシェルや新世代パワートレインの採用により、環境適合性、動力性能、快適性の大幅な向上が図られた。

 

　車体は、メルセデスの量産モデル初のフルアルミニウムボディシェルの採用により、従来モデルと比べ最大で140kg軽くなっている。またルーフフレームにマグネシウムを採用するなど部位ごとに素材や設計の最適化を図った結果、ねじれ剛性は従来モデルより20%以上アップし、操縦性と快適性が向上しているという。

 

　またサスペンションにもアルミニウムを多用し、ばね下重量を低減させたうえで、電子制御サスペンションを組み合わせることで、俊敏なハンドリング特性と快適な乗り心地が追求されている。

 

　エンジンは、すべてのモデルに新世代直噴エンジンとECOスタートストップ機能を備えたトランスミッションを搭載。モデルバリエーションは、SL350、SL550、SL63AMGの3タイプで、それぞれ306ps、435ps、537psを発生する。

 

　装備面では、低音スピーカーをドアに内蔵せず、運転席と助手席の足元に設置することでルーフの開閉状況に関わらず臨場感ある音響を実現する“FrontBassシステム”を搭載。またワイパーブレードに数多く開けられた穴からウォッシャー液を噴射することにより、オープンルーフ時にも室内を汚すことなく視認性を確保できるウインドスクリーン払拭洗浄システム“マジックビジョンコントロール”を標準装備した。またリアバンパー下に足を近づけるだけで、手を使わずにトランクの開閉が可能な“ハンズフリーアクセス”も新型ならではの装備だ。

 

　安全面では、レーダー波を用いて前方や側方の車両などを検知し、自動的にブレーキを作動させ衝突の危険性を低減する“レーダーセーフティパッケージ”や、配光モードを自動で切り替えるインテリジェントライトシステムなど、先進のドライバー支援システムが標準で装備される。

 

　価格は、以下のとおり。なお新型SLの納車開始は6月以降が予定されている。

 

・SL 350 ブルーエフィシェンシー：1190万円

・SL 550 ブルーエフィシェンシー：1560万円

・SL 63 AMG：1980万円

次期VWゴルフのスクープ映像

　次期“フォルクスワーゲン・ゴルフ”の開発テストの模様が、動画共有サイト『YouTube』に掲載されている。

 

　このスクープ映像は、米カリフォルニア州のデスヴァレーで撮影されたもの。カメラは標準の5ドア仕様と、GTIと思われる3ドア仕様の姿を捉えた。

 

　これら2モデルの違いは、ドアの数のほかにマフラーからも確認でき、標準タイプが片側のみ、GTIは左右両側にエキゾーストパイプを持つ。

 

　新世代プラットフォームをまとい、大変身が予測されるゴルフ7。その登場は2012年中と噂されている。

 

プジョー208を発表！

　プジョー208は、207の後継にあたる欧州Bセグメントのコンパクトカーだ。208シリーズは、207シリーズと比べ、最大170kgもの軽量化を実現することで、運動性能と燃費の向上が図られたのが大きなポイントだ。

 

　その一方で、トランクルーム容量は207より15リッター広い285リットルを確保し、後席ニースペースも5cm拡大するなど、大幅な軽量化と同時に居住・積載性の向上が図られている。

 

レイズから名作TE37とCE28に軽自動車専用モデル『KC』が追加

　VOLKRACING（ボルクレーシング）ブランドにおける最大のヒット作かつロングセラーで、軽量モデルのSLが追加されるなど進化を遂げる「TE37」と、最軽量スポーツホイールとして名を馳せた「CE28」。レイズは今回、それぞれに軽自動車専用サイズの『TE37 KC』と『CE28 KC』を追加ラインナップした。

 

　いずれも14インチと15インチ、1サイズずつのみの設定で『TE37 KC』はスポーク部をブラック、リム部をダイヤモンドカット仕上げとすることで視覚的なディスクの小ささを払拭。ディスクステッカーも新デザインが採用される。

 

　一方の『CE28 KC』はスポーク部のカラーをダークガンメタとし、軽快感に力強さをプラス。さらに『TE37 KC』同様、ダイヤモンドカット加工を施したリム部が細身のスポークの伸びやかさを強調する。

『VOLKRACING TE37 KC/CE28 KC』

□サイズ／

14インチ×5.0J、オフセット＋45、4穴　P.C.D100

15インチ×5.5J、オフセット＋45、4穴　P.C.D100

□価格／

14インチ×5.0J：￥34,650

15インチ×5.5J：￥40,950