ミシュランから日本専用トラック・バス用タイヤを発売

　日本ミシュランタイヤは、日本専用開発のトラック・バス用省燃費オールシーズンタイヤ『MICHELIN XZN MIX ENERGY（ミシュラン エックスゼットエヌ ミックス エナジー）』を新発売した。

　

　近年、輸送事業者は、環境負荷低減やコスト削減への意識が高まり、タイヤには省燃費性能に大きく影響する転がり抵抗低減が求められている。その一方、タイヤには、この転がり抵抗性能の以外にも、グリップ性能やロングライフ性能など、様々な性能が求められる。
 

　そこで同社は、これらの要件を高次元で満たす日本専用のオールシーズンタイヤを開発。それが『MICHELIN XZN MIX ENERGY』だ。

　

　『MICHELIN XZN MIX ENERGY』は、日本初導入となる新技術“レインドロップサイプ（自己再生する溝）”や、“ダブルウェーブサイプ”など独自の先進技術を組み合わせることで、転がり抵抗低減を達成するだけでなく、安全性能やロングライフ性能も高いレベルで実現している。

　

　注目技術の“レインドロップサイプ”は、摩耗が進行してもタイヤのウェットグリップ性能を維持し、高い安全性を保つことを可能にするミシュラン独自の先進テクノロジー。各トレッドブロック中央部の溝底部に円筒形の通路が隠されており、摩耗末期になると隠れていた通路部分が開き、ブロックの中央に新しい溝として現れてくる。これにより、ウェットグリップ性能を確保するというわけだ。

　

　また、転がり抵抗は、“ENERGYケーシング”や“ENERGYコンパウンド”の採用により、従来品に比べて、15％もの低減に成功している。

　

　さらに、いわゆるMIXタイヤに求められる様々な路面状況での高いグリップ性能も、最適化されたトレッドブロックデザインの採用で実現。もちろん、同社の主要トラック・バス用タイヤ同様、リグルーブやリトレッドにも対応している。

　

　発売サイズは、275/80R22.5（3月発売）、225/80R17.5（5月発売）、245/70R19.5（今秋発売）の3サイズで、価格はいずれもオープンとなる。