BMW M3クーぺの走りを極める特別なモデルが登場

ＢＭＷＭ３がますますクールでスポーティーになりました。

ビー・エム・ダブリューは、BMW『M3』の誕生25周年を記念して、『M3クーぺ コンペティション』を追加し、全国のBMW正規ディーラーを通じてて、注文受付を開始した。なお、デリバリーは、2011年2月頃からを予定している。

『M3』は、今から25年前にミドルクラスのスポーツカーとして開発が始まり、初代モデルが誕生。初代モデルの『M3』は、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、ヨーロッパ・ツーリング・カー選手権、ドイツ・ツーリング・カー選手権など、国際レベルのレースで輝かしい戦歴を納め、そのDNAは第2世代、第3世代にも引き継がれ、数々の成功を収めてきた。

　現行モデルはとなる2007年に第4世代へと進化し、究極のダイナミズムを追い求めるだけのクルマではなく、“BMW EfficientDynamics（エフィシエントダイナミクス）”の設計思想に基づき、エンジン・オートスタート／ストップ機能や、カーボンルーフの採用などによる軽量化、ブレーキエネルギー回生システムなど、数々の先進テクノロジーを搭載することで、高い環境性能も両立している。

今回ラインアップに加わる『M3クーペ コンペティション』は、モータースポーツで活躍してきた『M3』のイメージを、より濃くしているのが特徴だ。

ボディカラーには、専用となるアグレッシブなファイヤー・オレンジを採用。また、通常モデルよりもワイドなマットブラックの専用19インチアロイホイールを装着するほか、ルーフだけでなくリヤトランクスポイラー、ドアミラーカバーもカーボン製とし、よりスポーティなエクステリアを演出する。

搭載するエンジンは、4リッターV8で、トランスミッションは6速MTと7速M DCTを用意するのはベース車同様だが、パフォーマンス面でも手が加えられている。

選択した3つのモード（コンフォート、ノーマル、スポーツ）を基準に、コーナリング時、制動時、加速時におけるダンパーの減衰力を自動で調整する “EDC（エレクトロニック・ダンパー・コントロール）”を標準装備。さらに、このEDCのスポーツモードに、車体の挙動をモニターする専用チューニングを施し、よりスポーツ走行に適したダンピング特性としている。

また、“M Drive（エム・ドライブ）”も標準装備し、EDC、DSC（ダイナミック・スタビリティ・コントロール）、Mエンジン・ダイナミック・コントロールなどの設定を、ドライバーの好みに応じて選択、記憶することが可能。Mエンジン・ダイナミック・コントロールは、“スポーツ＋”モードの設定があり、より鋭いエンジンレスポンスへと変貌する。

このほか、DSCにも特別なセッティングが施されるなど、『M3』の走りの極みをさらに高める内容となっている。

■価格
M3クーペ コンペティション（6速MT／7速M DCT）：1163万円／1213万円