マツダがオリジナルのアイドルストップシステムを開発

エコ技術が発達するのは良いことだと思います。

マツダは、渋滞や、信号待ちなど一時停止する機会が多い市街地走行において、ガソリン車の燃費を約10％（国内10・15モード）向上させるとともに、直噴エンジン技術の活用にすばやい再始動を実現し、再発進時にドライバーに違和感を与えない独自のアイドリングストップシステム『スマート アイドルストップ システム』を開発したと発表した。

一般的なアイドリングストップシステムではエンジンの再始動において、通常のエンジンスタートと同様にスターターモーター（セル式）を使用するが、マツダの『スマート アイドル ストップシステム』は、再始動の最初から、停止しているエンジンのシリンダー内に燃料を直接噴射し爆発させることでピストンを押し下げ、エンジンを再始動させる『燃焼始動式』を採用している。

『燃焼始動式』でエンジンを再始動させるためには、燃焼に適切な空気量を保つ位置にあらかじめピストンを停止させる必要がある。『スマート アイドル ストップシステム』では、停止時の空気量を気筒ごとに精密に制御し、ピストンを再始動のための最適な位置に事前にコントロールしておくことで、エンジンが回転する前に気筒を判別し、ピストン停止状態から燃料を噴射することで再始動を行うことができる。

これにより、再始動にかかる時間は従来のスターターモーター（セル式）アイドリングストップシステムのおよそ半分となる0.35秒（AT車、社内計測値）を実現した。

なお『スマート アイドル ストップ システム』は、環境性能に関する基幹技術として2009年の市場導入を予定している。