ガソリン高で４割以上が軽・小型車に乗り換えが急増

自動車は必要だけど大排気量の車は必要ないという方もいるでしょうし、昨今のガソリン代の影響が大きいことは間違いがありません。

保有する車を売却、再購入する際に、軽自動車や小型車に乗り換えるユーザーの割合が三年前と比べ増加し、四割以上になっていることが、中古車販売大手ガリバーインターナショナル（東京）の調査で二十一日までに分かった。ガソリン価格の高騰で燃費の良い小さな車を選ぶ傾向が鮮明になったと言えそうだ。

ガリバーは「ガソリン価格は二〇〇五年に一リットル当たり百二十円前後だったが、〇八年七月には百八十円台に突入。二百円も予想され、今後も小型車への乗り換えが加速する」とみている。

排気量が二〇〇〇ｃｃ前後クラスを保有していたユーザーが〇八年一—六月に、軽自動車（六六〇ｃｃ以下）を含む一五〇〇ｃｃ以下クラスに買い替えた割合は49・４％に達した。〇五年時に比べ７・２ポイント上昇した。

二〇〇〇ｃｃ超（三〇〇〇ｃｃ以下）クラスのセダンなどからの買い替えでも、６・４ポイント上昇の44・１％。三〇〇〇ｃｃ超クラスのミニバンなどからの買い替えも８・９ポイント上昇の41・７％だった。

一五〇〇ｃｃ以下を保有し、同じクラスに買い替える割合も57・７％と高い水準で、小型車人気を裏付けている。

調査は〇五年一月から〇八年六月まで、ガリバーで車を売却・購入した約三万七千人を対象に集計した。