ダイハツ、国内生産・販売が8か月連続のマイナス…4月実績

ダイハツ工業が発表した2013年4月の生産・国内販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年同月比0.1％減の8万3327台で、8か月連続のマイナスとなった。

国内生産は同3.6％減の6万2530台と、8か月連続で前年割れとなった。海外生産はインドネシアで増加し、同12.0％増の2万0797台と、2か月連続で前年同月を上回った。

国内販売は同1.4％減の5万1908台と、8か月連続で前年割れとなった。軽市場におけるシェアは34.0％で、前年同月より0.8ポイントダウンした。

輸出は中南米・オセアニア・中近東・欧州に向けた輸出が減少し、同9.5％減の559台だった。

マツダ、4月の生産・販売・輸出実績を発表

マツダは5月30日、2013年4月の生産・国内販売・輸出実績を発表した。

同発表によると国内生産は、乗用車、商用車ともに増加、合計では前年同月比13.1％増の7万4036台となり前年実績を上回った。特に、乗用車では「アテンザ」「CXー5」が好調だった。海外生産は、商用車が増加したものの乗用車が減少し、合計では同19.3％減となる2万2785台で前年割れ、世界生産は同3.3％増の9万6821台で前年同月実績を上回った。

国内販売合計では、乗用車と商用車がともに前年越え、同1.9％増の1万3695台で前年同月実績を上回った。

輸出は北米、欧州、オセアニアなどの増により同36.2％増の6万218台で前年同月実績を上回った。

富士重工、4月の生産・販売・輸出実績を発表

富士重工業は5月30日、2013年4月の生産・国内販売・輸出実績を発表した。

同発表によると、世界生産は前年同月比109.1％の6万6425台となり、4月として過去最高の数字を記録するとともに4か月連続のプラスとなった。

国内生産は、インプレッサ、新型フォレスターが好調で、4か月連続前年超えとなる同109.1％の5万181台。海外生産は、4月として過去最高を記録し、同109.2％の1万6244台で、8か月ぶりに前年超えとなった。

国内販売は、登録車・軽自動車合計で、同150.9％となる1万3347台を記録し、2ヶ月ぶりに前年を上回った。登録車ではインプレッサ、新型フォレスターが好調で11ヶ月連続で前年越え、軽自動車もプレオ、ステラが好調で、同じく11ヶ月連続で前年越えとなった。

輸出は同131.1％の3万9108台。主要市場でのインプレッサの販売が好調なことによる輸出増加と、北米向け新型フォレスターの輸出が本格化したことにより3ヶ月連続で前年同期を上回った。

プジョー・シトロエン車の価格が改訂

プジョー・シトロエン・ジャポンは、7月1日より国内で販売するプジョーならびにシトロエン車のメーカー希望小売価格を見直し、一部車種に新価格を適用すると発表した。

　同社によれば今回の価格改定は、近年の原料価格など生産コストの上昇によるもので、プジョー・シトロエン車の一部車種（プジョーの4車種9グレード、シトロエンの4車種11グレード）を値上げする。値上げ幅は平均0.8 %となっている。

フォードのSUV、世界市場で販売好調

米国の自動車大手、フォードモーターは5月29日、フォードブランドのSUVの販売が、世界市場で伸びていると発表した。

人気の高いフォードのSUVは、『エコスポーツ』、『エスケープ』/『クーガ』、『エッジ』、『エクスプローラー』。地元米国では、とくにカリフォルニア州でのSUVの販売が好調。フォードモーターによると、2013年1-4月、エクスプローラーは前年同期比43％増、エスケープは51％増の伸びを示したという。

また、中国では2012年、小型SUV市場が140万台以上へ拡大。2005年比では、およそ12万台も増えた計算となる。現地のフォードSUVは、エコスポーツ、エッジ、エクスプローラー、クーガが人気。

欧州では、2005年以降、SUV市場が伸びた。同社は2013年、クーガの現地生産能力を8％増やし、需要に対応。年間では、欧州のSUV生産が初めて10万台を超えると見込む。年内には、エコスポーツとエッジも投入する計画。ロシアでは2013年4月、エクスプローラーの現地生産が開始されたばかり。

フォードモーターは、「米国SUV市場において、フォードブランドはシェア1位」と説明している。

トヨタ、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数500万台突破と発表

トヨタは4月17日、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数が、本年3月末時点で512．5万台となり、500万台を突破したと発表した。（トヨタ調べ）

2013年4月現在、トヨタは、ハイブリッド乗用車19モデル、プラグインハイブリッド車1モデルを、合わせて約80の国・地域で販売している。また、2012年のトヨタ販売のうち、グローバルでは14％、国内では40％がハイブリッド車となっている。さらに、2013年4月以降2015年末までに、グローバルで新型ハイブリッド車を18モデル投入するとしており、今後もさらなるハイブリッド車の販売が期待できそうだ。

なお、2013年3月末までに販売したハイブリッド車のCO2排出抑制効果は、車両サイズおよび動力性能が同等クラスのガソリンエンジン車のCO2排出量と比較し、約3400万トンに上るとトヨタでは試算しており、気候変動の原因のひとつとされるCO2の削減に寄与したとしている。また、ガソリン消費抑制量は、同等クラスのガソリンエンジン車のガソリン消費量と比較し、約1200万kLの効果があったと試算している。

4月のポルシェ米国新車販売、新記録…初の月販4000台超え

ポルシェの米国法人、ポルシェカーズノースアメリカは5月1日、4月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、ポルシェの米国月販新記録となる4032台。前年同月比は17.3％増と、好調が続いている。

モデル別では、2013年モデルとして新型に切り替わった『ボクスター』が、『ケイマン』と合計で890台を売り上げた。この台数は、前年実績の8.6倍。一方、新型を含めた『911』シリーズは891台にとどまり、前年同月比は18.3％減と、2か月連続で前年実績を下回った。

また、SUVの『カイエン』は4月、1750台を販売。前年同月比は20.1％増で、8か月連続で前年実績を上回る。一方、『パナメーラ』は大幅改良モデル発表の影響を受けて、501台にとどまり、前年同月比は42.3％減と2か月ぶりのマイナス。

ポルシェの2013年1-4月米国新車販売は、前年同期比29％増の1万3681台と好調。ポルシェカーズノースアメリカのDetlev von Platen社長兼CEOは、「米国で月販台数が4000台を超えたのは初めて。これは魅力的かつ新鮮なラインナップによるもの」と述べている。

4月のメルセデス米国新車販売、過去最高…Cクラス が牽引

メルセデスベンツの米国法人、メルセデスベンツUSAは5月1日、4月の米国新車販売の結果を公表した。スマートや商用車を含めた総販売台数は、4月としては過去最高の2万6157台。前年同月比は4.4％増と、21か月連続で前年実績を上回った。

乗用車系では、米国におけるメルセデスベンツの入門車、『Cクラス』が前年同月比14.2％増の7338台と好調を維持。『Eクラス』は、改良新型モデルの発売を控え、16.8％減の4431台と、2か月連続で前年実績を割り込む。『Sクラス』はモデル末期ながら1103台を売り上げ、前年同月比は16.4％増と、5か月連続の前年実績超え。

スポーツカーでは、新型『SLクラス』が前年同月実績に対して3.7倍の938台を販売。『SLKクラス』は3.4％減の451台と、2か月連続の前年実績割れ。スーパーカーの『SLS AMG』は、55.8％減の46台と、6か月連続で前年実績を割り込む。

SUV系では、主力の『Mクラス』が前年同月比7.3％増の3280台と、8か月ぶりに回復。そのロングボディ版の『GLクラス』は、10.4％減の2481台と、5か月ぶりのマイナス。『GLKクラス』は30.7％増の2702台と、引き続き好調。

メルセデスベンツの2013年1-4月米国新車販売は、前年同期比10.2％増の10万1371台。メルセデスベンツUSAのスティーブ・キャノン社長兼CEOは、「第2四半期（4-6月）も最高のスタートを切った。改良新型Eクラスがショールームに並び、今後の販売に期待できる」とコメントしている。

4月のフォード米国新車販売、21万台以上…2007年に次ぐ記録

米国の自動車大手、フォードモーターは5月1日、4月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は4月としては2007年に次いで多い21万2584台。前年同月比は17.9％増と、9か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、フォードが前年同月比17.8％増の20万4969台と、7か月連続で増加。目立った新型車のないリンカーンだが、4月は7615台を販売。前年同月比は20.7％増と、8か月ぶりに回復。

フォードブランドの乗用車系では、主力中型セダンの『フュージョン』が、新型投入の効果で4月の新記録となる2万6722台を販売。前年同月比は23.7％増と、4か月連続で増加した。コンパクトカーの『フォーカス』も2万2557台を販売。前年同月比は16.1％増と、3か月ぶりの前年超え。

フォードブランドのクロスオーバーでは、2013年モデルとして新型に切り替わった『エスケープ』が、4月の新記録の2万5826台を販売。前年同月比は52％増と、4か月連続で前年実績を上回った。

フォードブランドのライトトラック（ピックアップトラック/SUV/ミニバン）系では、ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』が、前年同月比24.4％増の5万9030台。『エクスプローラー』も5.8％増の1万4204台と、引き続き好調。

フォードモーターの2013年1-4月米国新車販売は、前年同期比12.7％増の81万1067台。同社のケン・クズバイ副社長は、「新型フュージョンやエスケープなど、需要の多い新型車の増産に務めていく」と語っている

4月のトヨタ米国新車販売、1.1％減…17か月ぶりの前年割れ

トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は5月1日、4月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は17万6160台。前年同月比は1.1％減と、17か月ぶりに前年実績を下回った。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、前年同月比13.9％減の3万1710台と、3か月連続のマイナス。『プリウス』も21％減の1万9889台と減少した。『カローラ』も2.1％減の2万4273台と、マイナスに転じる。

トヨタブランドのライトトラック（SUV/ピックアップトラック/ミニバン）系では、新型を投入した『RAV4』が前年同月比22％増の1万8541台と回復。モデル末期の『ハイランダー』も4.7％増の9793台と好調を維持した。大型ピックアップトラックの『タンドラ』も14.6％増の8276台、小型ピックアップトラックの『タコマ』も19％増の1万2971台と支持を集めた。

レクサスブランドでは、SUVの『RX』が前年同月比3.1％増の7053台と、引き続き好調。モデルチェンジした『ES』は、70.7％増の5122台と伸びた。一方、新型『GS』は1236台にとどまり、前年同月比は38.4％減と3か月連続のマイナス。大幅改良を受けた『LS』は、59.8％増の700台と伸びる。

トヨタの2013年1-4月米国新車販売は、前年同期比6.1％増の70万5604台。米国トヨタ販売のビル・ファイ副社長は、「個人向け販売の伸びの持続が、米国市場の底固さを示す。とくに新商品や低金利などを考慮すると、これはいい兆候」と述べている。