アウディ R8 GTスパイダー 発売…世界限定333台

アウディジャパンは22日、高性能スポーツカー、アウディ『R8スパイダー』の限定生産バージョン『R8 GTスパイダー』を発表、4月下旬より全国のアウディR8取扱い店で発売する。

 

アウディR8 GTスパイダーは、世界で333台のみが製造され、日本には10台を投入。インテリア、エクステリア、テクノロジーの全方位で徹底的に重量を削減。フロントスポイラー、カナード、固定式の大型リアスポイラー、ドアミラーなど、ボディパーツにカーボンを多用することで、標準モデルのR8スパイダーよりも約85kgの軽量化を実現している。

 

パワーユニットは改良型5.2リットルV10「FSI」エンジンを搭載。標準モデルに比べて、最高出力は35psアップされ、560psのパワーを発生。シーケンシャルMTの6速Rトロニックとの組み合わせで、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は317km/hを記録する。

 

インテリアは、バケットシート、ウインドスクリーンフレーム、ステアリング、ハンドブレーキレバーにアルカンターラ素材を使用。高級感に富んだ室内空間を作り出している。また、ステアリング、メーター、シート、フロアマット、サイドシルなどにはGT専用のエンブレムが、シフトノブには限定モデルの証としてシリアルナンバーが配されている。

 

価格は3064万円。

 

制動屋からRX-8に絶対的な制動性能と優れたコントロール性のキットが発売

　パッドからキャリパー、ローターまで手がけるブレーキメーカーで、特に関西エリアで高いシェアを誇る制動屋より、RX-8用『Rmasters Caliper-KIT（アールマスターズ キャリパーキット）』が発売された。

 

　チューンドカーへの装着を前提に開発されたこのキットは、進化し続けるSタイヤやエンジンパワーを考慮して、繰り返し行われたサーキットテストを経て市販化。

 

　ダイレクト感あるペダルタッチやリリース性の良さを特徴とし、17インチ以上のホイールに対応するオリジナル4ポットキャリパーを軸に、FCR材を使ったスリット入り1ピースローター、パッド、キャリパーブラケットと専用品で構成される。

 

　尚、1セット＋1万2600円でキャリパーペイントも可能。また、専用2ピースローターとブレーキラインまで含まれるキット（29万9250円）も用意されている。

 

『Rmasters Caliper-KIT』

□キット構成／

Rmasters 4POTキャリパー

スリット入り専用1ピースローター

専用キャリパーブラケット

専用パッド

□価格／￥199,500

 

マーテルが後付けパドルシフトを発売

　ステアリングから手を離さなくても、パドルを引くだけでシフトアップ＆ダウンが可能となるパドルシフト。もともとはF1マシンから広まったシステムだが、最近は純正装着しているクルマも増えてきた。

 

　そんなパドルシフトを自分のクルマでも楽しみたい――そんな望みをかなえてくれるのが、『Gurt スーパーパドルシフトNEO』だ。マニュアルモード付きAT車で、MOMOまたはNARDIと同じピッチ穴を持つステアリングボスを装着している車両であれば、取り付けることが可能。

　

　ステアリングの裏に位置するパドルはカーボン製なので、手触りや操作性も非常に高く、見た目にもレーシー。これでスポーツ走行がますます楽しくなるし、街中でもついつい余計なシフトチェンジをしてしまいそうだ。

 

『Gurt スーパーパドルシフトNEO』

□セット内容／パドル本体、汎用配線

□価格／￥41,790

 

C-WESTがレクサス・IS Fを皮切りに新ブランド『ELD』を展開

　レースの世界で培った技術とノウハウをフィードバックし、機能的なエアロパーツをリリースするC-WEST（シーウエスト）。今回、新たに『ELD（EURO LABS DESIGN／ユーロ ラボ デザイン）』ブランドを立ち上げ、その第1弾となるレクサス・IS F用が発売されることになった。

 

『ELD』のコンセプトは、同社の空力哲学に基づく機能美とユーロテイストが漂う研ぎ澄まされたデザインセンスの両立にあり、ストリートの頂点を極めるトップモデルを提案する。

 

　レクサス・IS F用は、空力特性と冷却効率を向上させながらダイナミックなデザインを採り入れたフロントハーフ、フロントフェンダーまで一体化されて躍動感をプラスするサイドステップ、ベーシックなTYPE-1とマフラー放熱用ダクトを備えたTYPE-2という2種類のリアディフューザーをラインナップ。いずれも、軽量かつ高剛性を誇るCFRP製となっている。

 

『ELD』

□対応車種／レクサス・IS F　型式：USE20

□ラインナップ／

フロントハーフ

サイドステップ

リアディフューザー（TYPE-1/TYPE-2）

□材質／CFRP

□価格／

フロントハーフ：￥90,300

サイドステップ：￥126,000

リアディフューザーTYPE-1：￥90,300

リアディフューザーTYPE-2：￥94,500

 

「GTi」の商標問題、スズキに軍配…VWの訴えは却下

現在、資本提携の解消を巡って、係争中のスズキとフォルクスワーゲン。これとは別に、両社の間で2004年から続いていた問題に21日、裁判所の判断が下された。

 

2004年、フォルクスワーゲンは欧州共同体の商標意匠庁に、「スズキが『GTi』というグレード名を欧州で使うことを認めたのは無効」と申し立て。その理由は、フォルクスワーゲンが「GTI」というグレード名を『ゴルフ』や『ポロ』に使用しており、消費者の混乱を招く恐れがあるというものだった。

 

スズキがGTiのグレード名を商標申請したのは、2003年10月。欧州向けの初代『スイフト』（現地名：『イグニス』）の高性能グレードとして、GTiの名前を使おうという申請は、欧州共同体の商標意匠庁に受理され、2004年のフォルクスワーゲンの商標無効の申し立て請求は棄却された。フォルクスワーゲンはその後、これを不服として欧州第一審裁判所に提訴していたのだ。

 

21日、ルクセンブルクの欧州第一審裁判所は、フォルクスワーゲンの申し立てを却下。その理由として、「GTIという名称は、過去にローバー、日産自動車、三菱自動車、プジョー、トヨタ自動車などが使用しており、一般的な名称と認められる。従って、フォルクスワーゲンのGTIとスズキのGTiを、消費者が混同する可能性は低い」と結論づけた。

 

ちなみにスズキは、欧州向けのスイフトにGTiの名称は使用していない。初代、2代目、そして現行スイフトの高性能モデルは、『スイフトスポーツ』の名前で販売されている。

 

マツダが定期採用計画を発表…技能系など大幅削減

マツダは、2013年度の定期採用人数の計画を決定した。

 

技術系は2012年度入社見込みよりも110人少ない50人、事務系も15人少ない10人を採用する予定。生産要員で今春280人採用する見通しの高卒の技能系の来年度の採用は、195人少ない85人の予定。医務系などは未定としている。

 

マツダでは、今後の反転攻勢と将来の確実な成長を実現するために、「構造改革プラン」を推進しており、今回の採用計画はその内容に基づくもの。効率化の取り組みを進める一方で、将来の成長に向けて、あらゆる課題に粘り強く挑戦し続け、周囲と共に乗り越えていける人材を、継続的かつ計画的に確保していくとしている。

 

英ジャガー・ランドローバーと奇瑞汽車…中国合弁で合意

英国の高級車メーカー、ジャガー・ランドローバーと中国の奇瑞汽車は21日、中国における合弁事業を展開することで合意したと発表した。

 

中国では輸入車に高い関税が課せられるため、中国で販売を伸ばすには現地生産が最も有効な手段。しかし現地生産を行うには、中国政府の方針により、中国の自動車メーカーとの間で出資比率50対50の合弁会社を設立することが義務付けられる。

 

ジャガー・ランドローバーの合弁パートナー、奇瑞汽車は1997年に設立。現在では、中国自動車メーカーの「ビッグ5」に入る大手だ。中国国内では、「チェリー」ブランド車として広く知られる存在。

 

今回の両社の合意により、ジャガー・ランドローバーは中国国内にエンジンと車両組み立ての合弁工場の建設に着手。中国国内での、早期の現地生産体制構築を目指す。さらに、ジャガー・ランドローバーと奇瑞汽車が共同で、中国専用の新ブランドを立ち上げる計画だ。

 

同社のラルフ・スペッツのCEOは「中国での需要は急増中。合弁会社が世界最大市場の中国で、ジャガー・ランドローバーの可能性をさらに飛躍させると確信している」と語っている。

 

5年連続トヨタ ハイエース が自動車盗難被害トップに

トヨタ自動車の『ハイエース』が5年連続で自動車盗難に遭うワーストワンとなったことが、日本損害保険協会が実施した調査で明らかになった。

 

調査は全国で発生した自動車盗難事故および車上狙い事故で2011年11月に保険金を支払った案件を対象に実施したもの。それによると自動車盗難は683件あり、このうちハイエースが117件と全体の17.1％に達し最も多かった。

 

ハイエースは2007年調査から5年連続のトップ。その背景について損保協会は、耐久性や部品の汎用性などから海外での人気が高いことに加え、イモビライザーなどの標準装備が進まずセキュリティが低いことなどが推測されるとしている。

 

2位はトヨタ『セルシオ』（69件、10.1％）、3位もトヨタの『ランドクルーザー』（63件、9.2％）の順だった。前回2010年11月調査と同じ並びだが、3車種とも構成比率が上昇しているのが特徴、中でもランドクルーザーは前回から3.2ポイント増となった。

 

一方、車上狙いの被害品ではカーナビが前回に続いてトップ。しかし構成比（33.2％）、1件当たりの被害額（21万8000円）ともに、それぞれ前回に比べ9.9ポイント、2万4000円減少している。ユーザーの防犯意識の向上や防盗性能が高い機種の普及が考えられると損保協会ではみている。

 

新型メルセデスCLCクラスをスクープ

　メルセデス・ベンツCLCクラスは、新型Aクラス/Bクラスと共通の新世代FFプラットフォームをベースにつくられる4ドアクーペモデルだ。ダウンサイジング化が世界的なトレンドとなっているなか、メルセデス・ベンツは、コンパクトカーのバリエーションのひとつとしてCLCを投入、小型高級車を望むユーザーを取り込む考えのようだ。

 

　映像は、寒冷地における開発テスト中のもの。市販モデルは、2012年4月のニューヨークショーでデビューし、2013年以降に発売される見通しだ。

 

プジョー207に装備充実の特別仕様車

　プジョー・シトロエン・ジャポンは22日、プジョーのコンパクトモデル“207”シリーズに、エントリーモデルをベースに装備を充実させた特別仕様車“207 スポーティアム”と“207SW スポーティアム”を設定し、販売を開始した。

 

　207 スポーティアムは、2010年より毎年設定されている恒例の特別仕様車。ハッチバックの “207 スタイル”と、ステーションワゴンの“207SWスタイル”をベースに、インチアップしたアロイホイールやアルミペダル、革巻きスポーツステアリングなどを追加することで、スポーティな雰囲気を演出し、さらにクルーズコント ロール、照明付きバニティミラー、バックソナーなどにより機能性も高められている。

 

　207 スポーティアムはベース車に対し約19万円相当の装備が、207SW スポーティアムでは約17万円相当の装備が追加される一方、価格は据え置きとされ、お買い得感が高められている。

 

　ボディカラーは、ビアンカホワイト、シャー クグレー、オブシディアンブラック、アデンレッド、オアシスブルーの全5色が設定される。

 

　価格は、以下のとおり。

 

・207 スポーティアム：199万円

・207SW スポーティアム：225万円