フォーミュラ・ニッポンが2010年の体制を発表

今シーズンも楽しみです。

日本国内では最高峰のフォーミュラーレースにあたる、全日本選手権フォーミュラー・ニッポンは、2010年のレギュレーションおよび各チーム体制を発表した。

それによると、決勝レースでの走行距離を200kmから250kmとし、シーズントータルで短縮化。また第3戦の富士スピードウェイでは『日曜予選・決勝方式』を採用。レース内容やセッティング変更にかけられる時間をシビアにすることで、よりスプリントレースとしての特色の濃い内容とした。

　このほかにも、最後までシリーズチャンピオン争いがもつれるよう、最終戦に2レース制を導入。さらに最終戦のみ1位のドライバーへの配点を3点プラスするなど、より逆転の可能性の高いポイントシステムに変更された。

一方レースカーについては、従来と同様、シャシーがスウィフト社、タイヤがブリヂストンのワンメイク供給。3.4リッターV8エンジンは、ホンダ、トヨタの両メーカーから供給されることとなる。

エントリーリストは、昨年より1台増えて9チーム14台数。ホンダ陣営では、昨年の覇者、ロイック・デュバル選手がナカジマ・レーシングからドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシングに移籍。かわってナカジマ・レーシングには、昨年の全日本F3 Nクラスチャンピオンの山本尚貴選手が加わることとなった。また、新規参戦のモチュール・チーム・無限は、ドライバーに井出有治選手を起用しての出場となる。

一方トヨタ陣営では、名門チーム・インパルにJ・P・オリベイラ選手が復活。チーム・ルマンは、石浦宏明選手と新人のケイ・コッツォリーノ選手の組み合わせとなった。また、デリッツェフォリエ・セルモ・インギングは井口卓人選手を、新規チームのケーシーエムジーは平中克幸選手を起用。トヨタ陣営の主軸を成すペトロナス・チーム・トムスは、アンドレ・ロッテラー選手＆大嶋和也選手という体制を堅持している。

なお、フォーミュラー・ニッポン2010年シーズンの開幕戦は4月17日（土）から18日（日）。三重県・鈴鹿サーキットで開催される。